アパレル大手しまむらは9月30日、今2020年2月期の上期(2019年2~8月期)決算を発表しました。
2643億円(前年同期比4.1%減)、営業利益143億円(同0.3%増)と、減収増益で着地。
売上高、営業利益ともに期初の会社計画を下回り、同期間では2期連続で減収となったが、わずかながら3期ぶりの増益は確保したかたちだ。

しまむら 客離れ、概要
利益の下げ止まりに寄与したのは、在庫効率化を進めたことによる値引き処分の減少である。
婦人服を中心にシーズン初めの在庫投入量を減らす一方で、売れ筋を見極めて期中に追加生産する商品の割合を拡充。
前期に乱発した数十円、数百円といった過度な低価格セールや、チラシ持参での値引きキャンペーンも廃止した。
これらの結果、上期における主力業態「ファッションセンターしまむら」の客単価は、前年同期比で1.2%上昇した。
会社全体の粗利益率も、33.3%(前年同期比1ポイント増)に改善した。
利益は底打ちしたものの、今回の上期決算で浮き彫りとなったのが客数減の深刻さである。
売上高の約8割を占める「ファッションセンターしまむら」では、店舗数が増えているにもかかわらず、全店ベースの客数は前年同期比6.1%減と大幅なマイナスに。
昨夏頃から顕著となった客数減は、深刻度合いを増している。
「天候不順が、春の行楽需要や初夏の立ち上がりに大きく影響した。天候が崩れても一定の売り上げを確保できる商品群を開発しないと、今後はなかなか厳しい」と、北島社長は語る。
だが、その落ち込みぶりは天候要因だけでは説明しきれない。
確かに、天候不順に見舞われた4月と7月の既存店売上高は前年同月比10%以上の減少と突出して悪かったが、客数については、3月以外のすべての月が3%以上のマイナスとなっている。
しまむら 客離れ
しかし、客数減の主要因として考えられるのが、顧客離れの長期化である。
しまむらでは2015~2016年に、PB(プライベートブランド)商品の「裏地あったかパンツ」や「素肌涼やかデニム&パンツ」が大ヒットした。
が、その後は集客を促すような新たな人気商品を生み出せていない。
1つの品番で大量に売れるPBがヒットするかたわら、売り場の整理やアイテム数の絞り込みを進めすぎてしまい、多種多様な商品が雑多に混在する“しまむららしさ”も徐々に失っていった。
しまむら 客離れ、「しまむら」らしさ失った
ここ数年の間に、衣料品のネット通販やメルカリを筆頭とした個人間での中古衣料の売買が急速に普及した。地方にいる消費者でも、多様な商品をネット上で価格比較しながら手軽に探すことができるようになった。地方を中心にドミナント出店を続け、「ファッションセンターしまむら」の店舗数は全国約1400に達するが、購買ルートの多様化により競争環境は厳しさを増すばかりだ。
今回の上期決算説明会で、成長戦略の方向性について問われた北島社長は、「国内2000店舗というインフラを使えば、まだまだ(新規)事業は考えられる。だが、その一歩をまだ踏み出していない」などと、あいまいな回答に終始した。
安さをウリとするしまむらのビジネスモデルは、安い賃料と少ない人員での店舗運営や、自前の物流体制を活用してのローコストオペレーションをベースに成り立ってきた。それだけに、さらなるコスト削減には限界がある。
足元では粗利益率が改善したとはいえ、売上高が減る状況が続けば、再び利益が下向く懸念もある。「デフレの勝者」の復活に向けた道筋は、まだ見えていない。
しまむら 客離れ、通販やメルカリが敵?
ここ数年の間に、衣料品のネット通販やメルカリを筆頭とした個人間での中古衣料の売買が急速に普及した。
地方にいる消費者でも、多様な商品をネット上で価格比較しながら手軽に探すことができるようになった。
地方を中心にドミナント出店を続け、「ファッションセンターしまむら」の店舗数は全国約1400に達するが、購買ルートの多様化により競争環境は厳しさを増すばかり。
今回の上期決算説明会で、成長戦略の方向性について問われた北島社長は、
「国内2000店舗というインフラを使えば、まだまだ(新規)事業は考えられる。だが、その一歩をまだ踏み出していない」
などと、あいまいな回答に終始したという。
安さをウリとするしまむらのビジネスモデルは、安い賃料と少ない人員での店舗運営や、自前の物流体制を活用してのローコストオペレーションをベースに成り立ってきた。
それだけに、さらなるコスト削減には限界がある。
足元では粗利益率が改善したとはいえ、売上高が減る状況が続けば、再び利益が下向く懸念もある。
「デフレの勝者」の復活に向けた道筋は、まだ見えていない。
しまむら 客離れ、ネットの声

私の行きたい店は、季節を先取りしすぎていない店。今買って今着る。今年のようにいつまでも暑いと、薄手の、秋色の、羽おりものがほしいけど、今売っているものは一、二ヶ月先の気がする。ほとんどが冬物。手持ちにちょっと買い足したいとき、定価でいいから、定番がほしい。サイズと色があるとなお、いいなあ。

地域差があると思う。
関東方面の店舗は中高年でも似合うのが多かったけど、関西方面は若い子の着る服をただ安くしただけのものが多かった。
地方のおしゃれなおばちゃん、おばあちゃんをもっとファッショナブルにしてあげて欲しい。

ハマってます!
店舗の近くに引っ越したら毎週気になります。洋服はブロガーさんを参考にしたりするのも楽しいし、Tシャツの掘り出し物やクッションや長座布団なんかもたまにめちゃくちゃ可愛いのありますよ!
今後も期待してるんで頑張って欲しいです!

運営の迷走ぶりが、却ってリピーターの足を遠ざけてしまってる気がする。
それとユニクロとか他のアパレルも含めてだけど、今時分だとまだ外が暑いのに並ぶ商品が秋冬物ばかり。今着たい服の買い足しに困るし、暑いから暖かい服の購買意欲はあまり湧かない。
ただ、消費税増税の影響は今後大きく出るだろうね。

Tシャツやソックスは毎回しまむらですが、誰がこんなの買うんだと思うようなものが半分以上。
ダサかったワークマンでも今ではそこそこカッコイイ商品を売ってますからもっと商品開発をがんばってほしい。

しまむらは、ブランドと同じ工場で作られたタグ違い商品があったりして、宝探し的な楽しさがかつてはあった。今は、行っても買うものがないのよ。更に、ZOZO出店時、だっさいロゴの服ばかりで愕然とした。ZOZOでおしゃれで安い服を打ち出していたら、かなり人気出たと思うんだけどなぁ
しまむら 客離れ、 終わりに
個人的な意見としては、私はしまむら好きです。
メルカリも利用していますが、やはり試着して買いたいので。
つい最近も、しまむらで子供服などを大量に買い物しました。
なので、今回のニュースにビックリしています。
ネットでは、しまむら利用者の色んな意見がありますね。
しまむららしさ、ぜひ取り戻して今後も頑張ってほしいです!
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