時代小説を中心に多くの作品を発表した直木賞作家の佐藤雅美さんが、7月、静岡県内の自宅で亡くなりました。
78歳だったそうです。
佐藤雅美 死去、概要
佐藤雅美さんは兵庫県の出身で、大学を卒業後、雑誌のライターなどを経て、昭和60年、デビュー作「大君の通貨」で新田次郎文学賞を受賞しました。
平成6年には「恵比寿屋喜兵衛手控え」で直木賞を受賞して注目を集めました。
佐藤さんはその後も「八州廻り桑山十兵衛」シリーズや「物書同心居眠り紋蔵」シリーズなど、江戸時代の史料を深く読み込み、リアルな時代描写を盛り込んだ作品を次々と発表して人気を集めました。
講談社によりますと、佐藤さんは晩年も創作活動を続けていましたが、体調を崩して療養し、今年の7月29日に静岡県伊東市の自宅で亡くなったということです。
佐藤雅美 死去、ネットの声
佐藤雅美 死去、プロフィール
大学卒業後、企業に就職するも新人研修が馬鹿馬鹿しくなって3日で退職。
1968年、『ヤングレディ』にフリーライターとして採用されるが女性週刊誌に馴染み難く3ヶ月で退社。
『週刊ポスト』創刊に記者として参画。
その後『週刊サンケイ』記者、フリーライターを経て、小説家となる。
処女作『大君の通貨』で1985年に第4回新田次郎文学賞を受賞。
『恵比寿屋喜兵衛手控え』で1994年に第110回直木賞を受賞。
緻密な時代考証による社会制度や風俗を正確に描写し、とくに江戸時代の町奉行や岡っ引きなどの司法・警察制度のほか医学、医療、学問に詳しかったという。
これらの題材を種々おりまぜた多彩な作品を発表している。
デビュー初期には、歴史的な題材を経済面から考証した歴史経済分野の作品を発表していた。
この時期の代表作は第4回新田次郎文学賞を受賞した『大君の通貨』。
佐藤雅美 死去、 終わりに
歴史に名を残した左藤さん。
偉大な人が、また一人亡くなってしまいましたね。
残念ですが、安らかにお休みになられることを祈ります。
本日、こちらの堀田さん死去も、話題となっております。
こちらも、偉大な人でした。
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